片頭痛
血管が拡張することでズキズキとした拍動性の痛みが生じるのが片頭痛です。
主にこめかみから目のあたりが発作的に痛み、痛みの発作は4時間~数日間続きます。
片側に現れることが多いですが、両側から痛むこともあり、痛みが起きると、光や音、においに敏感になるのが特徴です。
女性ホルモンと関連があるため女性に多く、20~40代女性に起こりやすい頭痛とも言われています。
画像:大正製薬より引用
https://brand.taisho.co.jp/contents/naron/detail_273.html#:~:text=%E8%A1%80%E7%AE%A1%E3%81%8C%E6%8B%A1%E5%BC%B5%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8,%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8C%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
片頭痛の原因
片頭痛の症状
片頭痛の予兆・前兆
予兆
胃が気持ち悪い、空腹を感じる、眠気、むくみ
前兆
キラキラした光が見えたり、ものがだぶって見える
片頭痛の対処
規則正しい生活を心がける
寝不足や寝過ぎをせず 、規則正しい食生活を心がけましょう。
チーズやワイン、薬などで片頭痛が起こる人はこれを避けましょう。
ストレス解消を心がける
緊張型頭痛と同じく、ストレスは頭痛の大敵。趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけましょう。
起きてしまったら…
部屋を暗くして寝たり、痛む部分をアイスパックや氷で冷やします。
カフェインも効くのでコーヒーなどもおすすめです。(ただし、飲みすぎない様に)
閃輝暗点とは
視野の中にチカチカと光が出現する現象がおき、人により「稲妻のようだ」「ギザギザした光が見える」など見え方が異なります。多くの場合、これが数分~数十分程度続き、治まった後に片頭痛の症状がおこることがあるため、「片頭痛の前兆」のひとつとされています。※閃輝暗点が起こらない片頭痛や、起きても頭痛にならないケースもあります。
頭痛の鍼灸治療例
主な原因が精神的ストレスである頭痛に対しては、鍼灸による治療は極めて効果的です。瘂門(あもん)・風池(ふうち)・天柱(てんちゅう)・大椎(だいつい)・百会(ひゃくえ)、太陽(たいよう)など、まず頭痛が発生する頭部・頚部のツボを刺激します。
しかし、ツボだけにこだわるのではなく、そのツボが頭のどの部分に影響するかを考慮して鍼治療を行います。
なお、脳の圧力が高くなってくも膜下出血などを引き起こすことがないよう、後頭部に強い刺激を与えるのは避けて、なるべくソフトな刺激を心がけていきます。
高血圧症の患者に対しても強い刺激は避けて治療を行います。
月経の症状(月経前症候群)として出現する頭痛に対しては、頭痛だけを軽減する治療ではなく、月経困難症そのものを改善していく方向で治療します。
血管が圧迫されて起こる片頭痛は、顔面の片側の感覚がいくぶん鈍くなったり、動きが固くなる傾向があります。
そうした方には治療後に自宅で行うケアとして、温めたタオルを使った症状の緩和法をおすすめしています。
タオルを熱湯に浸して温め、それを頭痛がある部分に当てます。脳の血液循環が悪くて片頭痛が起こっているときなどは、これだけでもイヤな頭痛の解消になります。